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シナモンと美肌

シナモン美肌に効果があるとされています。美肌には肌の血行を良くすることが大切なこととされています。資生堂によると30代と40代後半の肌では、皮膚の毛細血管に大きな違いがあることが確認されたと報告されています。



皮膚毛細血管は、血管内皮膚細胞とそれを覆う壁細胞の二層構造になっています。この構造が正常な場合には、血液が末端まで届き、細かな網から滲みだすようにようにして必要な量の栄養分が肌の隅々まで届けられています。



ところが、皮膚毛細血管は、加齢とともに内皮細胞から壁細胞が剥離しやすい、不安定な状態に陥りやすくなると考えられます。40代後半に内皮細胞から壁細胞がはがれることで、血液が過度にもれやすい皮膚毛細血管が増加することが確認されたと資生堂での報告にあります。



その結果、毛細血管の末端まで血液が届かなくなり、肌への栄養が充分でなくなることで、シワ、タルミ、シミなどに結びつくと考えられます。



資生堂の研究では、その原因は、内皮細胞にあるレセプター型チロシンキナーゼTie2(タイツー)の活性の低下にあるとされています。Tie2は、年齢による量的変化はありませんが、年齢による活性の低下が確認されているとのことです。



つまり、Tie2を活性化することが出来れば、毛細血管を修復することが出来、血液が末端まで届くことで肌のシワ・シミ対策に効果を得ることが出来るとされています。そして、その活性化に効果があるのがシナモン(ケイヒエキス)の摂取であり、1日0.6g(600mg)程度で充分とされています。



シナモンは、古くからケイヒエキス桂皮エキス)として漢方薬のひとつとして利用されてきました。クスノキ科の常緑の香木で中国、ベトナム、カンボジア、インドネシア、スリランカ、インド南部に分布します。日本では、中国産の広南ケイヒが主に流通しています。また、日本にはニッキがありますが、これは、その仲間といえます。



ケイヒエキスは、テルペノイド系化合物を含む精油やタンニンを含有し、解熱作用、骨節疼痛軽減作用、血圧降下作用、腸管運動促進作用、ストレス性胃びらん予防作用、胆汁分泌促進作用、抗菌作用、抗かび作用があると言われ、西欧では温める作用、利尿、通経、解毒、収斂、鎮咳、抗炎症作用があるとされています。



さらに、歯周炎菌酵素の抑制作用、抗酸化ならびに活性酸素生産抑制作用、抗潰瘍作用、寄生虫の運動抑制作用、抗腫瘍作用、抗アレルギー作用などの報告があります。



ケイヒエキスの摂取はTie2を活性化させ、皮膚毛細血管の血管透過性の正常化を促すことで、栄養成分を末端組織まで供給し肌の恒常性に寄与することでシワ・シミ予防効果を得ることが出来ると考えられます。



シナモンは、香辛料のひとつとしてカレー、ソース、焼き肉のたれなどに使用されていて、また、菓子の香りつけとして(京都の)八つ橋、アメ、ケーキなどに使用されてもいます。



このように、シナモンは古くから香辛料として菓子や料理等に使用されていますが、その香気成分クマリンは過剰摂取により肝障害を誘発する恐れがあるとされています。



ドイツの公的機関(BfR)がクマリンの過剰摂取に注意喚起していて、そのBfRの設定値によると体重50kgの人のクマリンとしての1日耐容摂取量(=一生食べ続けても発症しない量)は5.0mgとされています。通常の摂取ではありえない量ですが、肌のシワ・シミ予防のためには、シナモンとして0.6g程度で充分ですから、くれぐれも過剰摂取には注意したいところです。

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TAG : シナモン 美肌 ケイヒエキス 桂皮エキス








 
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